カテゴリ:研究会( 17 )

京都環境建設研究会9月

9月1日:会議

今月は主に院生君の修論経過報告から議論が進みました。

院生君から3タイプの生産・受注システム・チャート図が提示され、
金多先生からパワーポイントを使ってのヒノキ材流通と
在庫配置の検討が発表されました。

住宅生産システムに関し様々な意見が出され
いよいよ具体的なシステム構築の流れになってきています。
当然、立木伐採に関わるリスクはエンドユーザー(施主)が
負うものではなく、そして山側にも利益をもたらさなければなりません。

システム構築が完成すればホンモノの国産材・京都産材の家を
特別な人の家にせずに普及させる第一歩となるわけです(ワクワク)

私はまた今月もとても実のあるお話を拝聴いたしました。

木の伐採には伐り旬というものがありますが、
一般的には8月後半~2月頃と言われています。
この日は製材に適する時期もあると知りました。

杉とヒノキで少し違いはあるようですが、3月までに
製材をした方が良いとのことです。

ヒノキは伐って早いうちに運び出さなければならず、
杉は3ヶ月ほどは枝葉を付けたまま山で倒しておき
自然乾燥(葉枯らし)をするのに適しています。

するといくら伐り旬に伐採されたとしても杉の場合は葉枯らしがあるため
1月や2月に伐採していては製材時期を逃してしまうことになります。
なので、杉とヒノキでは伐り旬にも違いが出てくるというわけです。

もちろん地域によって気温や気候が違うので適する時期には
1・2ヶ月の違いはあると思いますが、樹種によって様々な
時期が決まってくる・・・・実に奥深い話でした。

今月議題になる予定だった研究会の組織化と
行政補助のありかたは来月にすることになりました。
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by youpackhome | 2006-09-04 15:15 | 研究会

京都環境建設研究会:8月

8月7日に今月の研究会会議が開かれました。
今回は東京から住宅・建築の総合コンサルティング会社の社長様と
奈良から森林ジャーナリストの方もおいで下さりました。
そして京都の材木屋さんもご参加下さり総勢20名。

今月の議題:(院生君の議事録より)

1.二条銘木の西田さんより
  消費者の美的感覚の変化(節)、
  コスト構造の変化(人件費の上昇)
  現代における材木屋の機能とはのお話

2.株式会社DCMCの中村社長様より
  外部経済性を処何に回復とするか
  森林再生への試みを例としての発表

3.院生君修論計画経過

4.京都府の林業や木造住宅への行政支援について
  どういう形の補助が最も効果的であるのかについて

(1)西田さんのお話によると最近の消費者は無節よりも
節を好む美的感覚の変化があるということでした。

確かに私も当初は「節♪」と望んでおり、HPにもそう書いています。
でも実際に皆さんと接しているうちに、今では単にデザインとして
「節」を求める気持ちは無くなりました。
(そのことについては別の日に書こうと思います)

(2)中村社長のお話は川上から川下までの流通、
実際に森林から戸建住宅までの検証を行った結果に基づき
実行可能な新しい木材流通モデルが発表されました。

この内容については7月末に行われた生産シンポジウムでも
発表されており、今後、中村様が色々な場で発表されると思います。

中村様の発表内容は、それは素晴らしい結果でした。

ただ、この成功例をそのまま京都モデルに当てはめるのは
少し難しいとのことも話し合われました。
なぜなら、この検証に木材市場が入っていなかったのです。

木材流通の合理化は必要だと研究会でも何度も
話し合われていますが(サプライチェーン・マネージメント)
研究会では京都は地域・地形的にも「木材市場」が
重要であるという意見が多数だからです。

この辺りになると私にはまだまだお勉強が足りません。

(3)院生君の修士論文経過発表は今までの意思決定の
経過(設計・玉伐り・製材など)をチャート化された書面が
提出され、それについて先生から、今回のKプロジェクト
以外の新築計画にも応用できるよう、もっと詳細にまとめを
するように・・・とのご指示がありました。

施主の私にとって大問題だったのが(4)
4月会議でも出ていた府からの助成金の話が実現の運びらしいです。

でも、4月では30万円だった補助金が20万円になり、
北山杉への3万円の話は無くなったとのことです。
そして!!!補助金は施主ではなく施工工務店に支払われるとのこと。

補助金の価格については、残念ではありますが(-13万は痛い!)
研究会で非難轟々だったのが補助金が工務店に出される点。

我が家を施工して下さるDAC彩工房は信頼できるから私は良いです。
でも、工務店に補助金が出るとなると利益目的の怪しげ工務店に
今後、騙されるお施主さんもいるかもです。

この非難轟々の補助金制度は来月も引き続き議論が行われる予定です。

追伸:我が家の着工は当初の計画では初夏となっていましたが、
その後、不測の事態が起こり(設計・コスト・木材準備・研究会は関係ない)
秋も半ばぐらいになりそうです(涙)

不測の事態が解決したら、その経緯も書きますね。
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by youpackhome | 2006-08-12 01:03 | 研究会

京都環境建設研究会:7月

昨日は16:00~協力を頂いている京都環境建設研究会の会議。

議題は
1.Kプロジェクト(我が家の新築計画)
2.院生君修論計画経過
3.経営学の先生による研究会組織化案

Kプロジェクトは現在のコスト調整経過報告。
今現在の木材歩留まりが院生君より報告された。
(今後、着工前の仕上げに入るので、下記の歩留まりは変わる)

我が家に使う木材は2ヶ所の山から立木伐採されたのだが、
宇治田原の木材は間伐材及び択伐形式であったので
口径の細い木が主、なので歩留まりは58.9%。

高雄の山から伐採された木は大径材が多く、
ヒノキが74.4%、スギが72.9%。
これはかなり高い効率良い数字らしい。

院生君の修論は木材流通に関してのチャート図と
意思決定の流れと原則ルールなるモノが提示された。
(これについては今後、院生君の修論完成後にHPで書く予定)

そして研究会が今後家づくりプロジェクトに関わっていくため
会を組織化する案が経営学の先生から発表された。

今現在の研究会は京都大学内に事務局があり、研究の場。
我が家のプロジェクトは建築家さん・工務店さんと施主が
個別に契約し、研究会ではその住宅建築を資料に研究を
している・・・というスタンスである。

しかし、今後研究とは別に一般のお施主さんの相談窓口、
住宅建築に関わるには京都大学と分離された組織が必要なのだ。

先生から提案された組織は「LLP」「LLC」というもの。
経済に疎い私は当然のごとくわかりませんでしたです。
で、早速調べてみた。(私は検索魔でございます・笑)

LLCとは
リミテッド・ライアビリティー・カンパニー、有限責任会社。

LLPとは
リミテッド・ライアビリティー・パートナーシップ、有限責任事業組合。

各専門家や会社などが協力し合い、新たな事業に取り組むという形式。
会社と組合の中間事業体らしい。
利点は組織として日本の従来法律に基づいた取締役・監査役などを
通さず、グループの内部で自由に組織運営ができるコトらしい。
LLCとLLPの違いは法人格の有無と課税方法らしい。

・・・・全部「らしい」という自己解釈に基づくモノでございます。
ちょっと難しすぎて、次回誰かに説明してもらわねば(苦笑)

研究会において上記の組織化をするとなれば、
研究の場である研究会はそのまま残しつつ、新たに施主の依頼を
受ける主体組織(LLC?)を作り、各プロジェクトごとに建築事業(?)の
集まりを作るということみたい。(先生作成の図による私の解釈)

各プロジェクト事業ごとの集まりには当然、林材業、設計者、
工務店、が加わることとなるんでしょう。

経済のお勉強も少しせねば話についていけないのかも。
ファイトでございます。←自分。

我が家の立木伐採時に多大なご協力をしてくださった
八木木材市場のHPができました。私のHPにも今夜中に
リンクを貼る予定です。

(株)八木木材市場
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by youpackhome | 2006-07-07 16:50 | 研究会

京都環境建設研究会5月

昨日22日は、今月の京都環境建設研究会の会議。

議題:
 院生君の修士論文構成案の発表
 Kプロジェクト(我が家の新築計画)

Kプロジェクトは前回書いた、本見積もりの結果を報告。
今後のスケジュールなどが話し合われた。
今は例の構造偽装事件などに絡んで確認申請に時間がかかるみたい。

4月20日に書いた内容にも記したが、
京都府から地域産材の木材を使った家に30万円の
補助金が出る計画が固まりつつあるらしい。
「京都府の木」に認定されている北山杉を使うと更に3万円。

この補助金を受けるために、まず「京都府産木材認証制度」を
クリアしなければならない。

そのため、施工して下さるDAC・彩工房さんが
「緑の工務店」として登録、花背製材所さんが
「緑の建築ネットワーク」に登録してくださることに。

ようするに「木材に産地証明」を付けるため
モロモロの手続きが必要なのである。
http://www.pref.kyoto.jp/forest/gyousei/woodmil/gaiyou.html

更に新情報、まだ詳しいコトはわからないのだけど、
京都市産業観光局 農林振興室 林業振興課が
「京の山杣人(そまびと)工房事業」という市内産木材の需要拡大を
目指した事業をしているのだが、市内産木材仕様の住宅に
補助金が出るという噂。・・・・まだ小耳に挟んだ状態です(^_^;)

立木伐採から始めたので、どこからどう見ても京都府、京都市の
木材で建てる我が家である。市と府、重複して補助金を受けられるか
どうかはわからないけれど、できることならお願いしたい。

何とか京都の山・林業を救い環境を考えた建設を推進するため
木材流通~設計~施工のシステム化に頑張っておられる研究会の
皆様は会費もなく、皆様自費で駆け回っていらっしゃるのだ。
(ちゃんと一般の建築経費はお支払いするのですよ。誤解なきよう・・)

第1号モデルケースとなるKプロジェクト。
「予算がないのですみません」と木材部分まで
コストダウンするような悲しい結果にはしたくない。

補助金の助けを得て純京都産材の家を実現したい。
どうか、行政も助けてくれますように・・・と願っている。
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by youpackhome | 2006-05-23 17:25 | 研究会

京都環境建設研究会4月

昨日は4月の京都環境建設研究会の会議でした。

議題は院生君の「修士論文経過報告」と「Kプロジェクト」
「Kプロジェクト」というのが、我が家の新築計画です。

普段の打合せは会議とは別に行っており、
会議では、進行経過を報告、研究面での問題点を抽出し、
議論をする・・・という感じなのですが、今現在は製材も一通り終わり、
本見積もりの結果待ちの状態(今月末に出る予定)。

今までは、伐採・運搬・製材過程での議論で盛り上がり、
4・5時間の会議は当たり前だったのですが、
今は一段落状態で、なんと、2時間以内に会議が終了。

昨年5月に会議に参加し始めた私だけど、こんな短時間、
穏やかムードの会議は初めてでしたよ(笑)

1つ、とっても素晴らしい情報が!
京都府から地域産材の木材を使った家に30万円の
補助金が出る計画が固まりつつあるらしいです。
「京都府の木」に認定されている北山杉を使うと3万円。

うちは両方に当てはまるので、合計33万円。これは大きい!
是非とも、その補助金制度開始を早く!早く!進めて欲しい。
間に合わなければ困っちゃう。

会議後は恒例の食事会。今回はお祝い会。
我が家の設計をして下さっている池井さん、
住宅コンペでグランプリを受賞されました。おめでとう~!!\(^o^)/

「京都まちなかこだわり住宅」
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by youpackhome | 2006-04-20 13:23 | 研究会

京都環境建設研究会3月

2月はお休みだったので、2ヶ月ぶりの研究会・会議。

1.院生くん制作の研究会のHPが発表された。
デザインもステキ。近々公開される。

現在の研究会は住宅生産システム、
解体を考慮した設計手法、木材流通の研究の場であり、
「施主の相談窓口」としての活動は今後、研究会とは
別に何らかの組織を作られる予定。

2.今後の木材市場の役割などが議論される。
3.農学部の大学院生さんの修士論文の発表。
4.院生くんの修士論文内容の計画発表。

我が家の新築計画については、モルダー加工の
効率化の提案などがあり、コスト削減につなげていく
内容が話し合われた。

やっぱり研究会会議の緊張感が私には必要みたい。
だんだん休止中の頭が働き始めたので、明日からは
溜まっていた記事を書けそうな予感。

私のピリピリモードも落ち着いた。
今後は大工さん、工務店さんとの全打合せに
私も参加させてもらい、皆さんの意向・期待も
実現させるべく建築家さんと一緒に頑張る。
(予算は上げられないですけど(-_-;))

ファイト!自分(^o^)/
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by youpackhome | 2006-03-10 00:59 | 研究会

京都環境建設研究会

昨日は、我が家の新築計画に協力を頂いている
「京都環境建設研究会」の会議だった。
(研究会は月に1度、会議をされている)

現在、連載中のマイホーム建築日記のHPで、
研究会メンバーの実名や連絡先を掲載して
良いかどうか尋ねる。皆さん、快く了承して下さった。
書きためていた「研究会編」「会議編」を全てアップ。

2005年度分の会議内容はHPにてm(__)m
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by youpackhome | 2006-01-24 20:46 | 研究会